I am the vine; you are the branches

Shota Maehara's Blog

アドルノに関するノート6―力とは否定的なものに我が身をさらすことである

Posted by Shota Maehara : 9月 25, 2011

「しかし危険は、運動に所属する人びとの中で好奇心を燃やす人の数がわずかでしかないことであり、また彼らが音楽教育的音楽という穴だらけの屋根の下に隠れて安心し切ってしまい、戸外(フライエ)へ出て行こうという欲求―自由(フライ)になろうとする欲求―のあることを自分と他人のどちらにも告白できないことにあるのだ。事態を改善する第一の前提は、同じ考えの仲間たちから意見の一致をあらかじめとりつけたり、不愉快な異論に対しては、そんなこと先刻承知だなどと片づけてしまう代わりに、誤った安穏さから離れ、批判的思考を身に着けることである。力というものは自動的な防衛のかたちではなく、異和感をもたらす相手を真面目にわが身に近づけてみせる能力のかたちで発揮されるのである。」―(Th.W.アドルノ「音楽教育的音楽に対する九つのテーゼ」『不協和音―管理社会における音楽』)

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