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Shota Maehara's Blog

「愛を読むひと」S・ダルドリー監督、トニー賞も喜び

Posted by Shota Maehara : 6月 11, 2009

愛を読むひと戦犯の過去を背負う女性と、21歳年下の青年の恋を映した「愛を読むひと」の公開(19日)に合わせ、スティーブン・ダルドリー監督が来日し、10日、東京都内で会見した。今年の米アカデミー賞で女優賞を受けた作品で、演出を手がけた舞台「ビリー・エリオット」が米演劇界のトニー賞10冠を得たばかりの“時の人”だ。(アサヒ・コム編集部)

■「罪」抱え、どう生きるか

 原作は、世界の人々の涙を誘った小説「朗読者」(ベルンハルト・シュリンク著)。「心揺さぶられる魂の旅を描いた小説。映画化権を持っていた友人で製作のアンソニー・ミンゲラを時間をかけて説得した」

 58年、ドイツ。15歳のマイケル(デビッド・クロス)は、発熱して街角で倒れたところを、ハンナ(ケイト・ウィンスレット)に介抱される。以後、2人は逢瀬を重ね、マイケルは字の読めないハンナに本の読み聞かせを続ける。年齢差を超えた恋が芽生えるが、ハンナは姿を消す。8年後、大学の法科の授業で裁判を傍聴していたマイケルは、被告人席にハンナの姿を見つける。彼女はアウシュビッツ収容所でナチス親衛隊の看守として働き、収容者の生死の「選別」に加担した容疑がかけられていた…。

 「原作者シュリンクの世代は、罪の意識で身動きがとれなくなった。彼はこの物語を書くことで、改めて罪に対峙しようとした。戦争中に犯した罪によって愛情の価値が損なわれるのか、どのように未来へ前進し、他者をどう愛すべきか、損なわれた人間関係を変えるべきか、今のままでいいのかと、多くのものを問いかけている」と語る。

■原作者の意図を反映

愛を読むひと3原作者の意図を、きめ細かく反映させたという。「シュリンクは脚本段階から撮影、編集にまで参加した。映画の舞台となったハイデルベルクの街を案内してもらい、(戦争犯罪を問う)倫理的部分の描き方という大きな判断を下す際にも、議論に加わってもらった」

 舞台出身のダルドリー監督の手際も生きた。この映画の演技で米アカデミー賞主演女優賞を受賞した練達のウィンスレットと共演したクロスは現在19歳。撮影前に、長編映画1作しか出演経験がなかったが、今回の熱演はウィンスレットに劣らぬ高評価を得た。

 「私は舞台出身なので、俳優と共に過ごすのが大好きだ。クロスがウィンスレットとのベッドシーンで不安に駆られないよう、即興に任せるのでなく、ウィンスレットと私で細かく打ち合わせた。クロスにとって、この映画が発見の旅、感情の旅であることを理解できるよう導いた」と話す。

 トニー賞を受賞した「ビリー・エリオット」は、監督自身による映画「リトル・ダンサー」(00年)の舞台版。英国の炭坑町に暮らす少年が、ボクシング教室に通ううち、隣でバレエの練習をする女の子を見てバレエに目覚める物語だ。労働争議真っ最中の武骨な父に軟弱だと猛反対されながら、ついに名門ロイヤル・バレエ学校を目指す。

 「(映画以来)10年間時間を共にしている『ビリー・エリオット』の受賞はうれしくて仕方ない。若い俳優を際だたせた作品なので、少年たちの俳優賞受賞が特にうれしい」と述べた。

http://www.asahi.com/showbiz/movie/TKY200906100269.html

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