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Shota Maehara's Blog

平等への愛

Posted by Shota Maehara : 11月 28, 2008

 

モンテスキューが『法の精神』の中で定義したように、民主政治の原理とは、平等への愛である。そこでは諸階層の平等に基づき、個人の利益よりも平等な国民からなる社会全体の利益が優先される。こうした民主政治の原理は個人と社会の利益が調和している狭い共同体においては問題なく機能する。しかし、ひとたび国家単位の広い領域に拡大されると、個人と社会の利益は齟齬を来し、個人の自由や権利は蔑ろにされる危険性がある。かくして民主政治は全体の名の下に、個人を押し潰す。これは平等への愛が生む必然的帰結である。結局ニーチェが予見した通り、現代文明の病は民主主義も社会主義も無政府主義(アナーキズム)も等しく憑かれているこの平等への愛だったのである。その上でニーチェに反して、われわれはニヒリズムや野蛮に陥らず、個人の自由なる空間を社会の中に確保していく文明への道を探究し続けなけれなならない。

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コメント / トラックバック4件 to “平等への愛”

  1. Miho said

    なるほどね。秋月さんの見方は正しいよね。テロリストは格差社会を批判して、平等を求めるけれど、結局は破滅の道でしかない。そのことは歴史的に何度も繰り返されているのにね。人間て進歩しない生き物なのかしら?!

  2. 摩子 said

    秋月さんへ。こういう発言が今の時代には必要です。心から共感します!

  3. akizukiseijin said

    mihoさん、コメントどうもありがとう。今後10年間私たちは再び民主政治を再検討しなければならない局面に立たされます。できればそれに備えておきたいと思います。応援よろしくお願いします。

  4. akizukiseijin said

    摩子さん。応援ありがとう。私もあなたの考えからいろいろ示唆をもらっています。今後もよろしく!!!

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