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Shota Maehara's Blog

ローマ帝国はなぜ滅んだのか―平等主義という幻想

Posted by Shota Maehara : 1月 8, 2008

「ローマ帝国が滅びた原因は、ローマの市民権を異民族にまで無条件に広げたことにより、平等になったことだという。平等になることにより、人は身分・階級を上げるために努力をしなくなる。結果、社会は退廃し、疲弊。個の不満は他と共有されることにより、体制が崩れていく。」

すべてが平等だと見なされた結果、今の日本で起こっているように誰も人を褒めなくなる。むしろ人の粗探しばかり始めるのです。こんな社会ではマスに同調しない者にとって誠に住みづらい。

はやくも明治に民主主義における極端な平等主義がもたらす人々の嫉妬(ルサンチマン)や差別に注意せよ、と福沢諭吉は警告しています。それを免れるためにも個人は独立し、国家の独立を支えていかなければならない。そこで重要なのは、おそらく高貴なる少数派や異端児の存在でしょう。

その異端の存在が、民主社会が一枚岩になることを防いでくれます。福沢は意識的にこうした役目を担おうとしたことがその言動から窺われます。人は生来能力その他の面で平等ではありえないからこそ、逆説的に誰もが生きる権利を許され、また弱者を助ける義務を習俗や道徳として育てていく。逆にすべての人間が平等だと見なされてしまえば、誰も助ける義理などないわけです。

いまの日本社会では、行き過ぎた平等主義の弊害によってかつてあったノーブレス・オブリージュやレディー・ファーストや福祉の精神があまりに欠けています。それゆえ今後私たちの社会が生き残るためにはこうしたものを単に過去の美徳と切って棄てるのではなく、社会の自然なセーフティ・ネット(保護)として合理的に捉えなおすことが死活的に重要になってくるのではないでしょうか。

■関連

(TBS番組)http://www.tbs.co.jp/program/rekishi_20080103.html

新春超歴史ミステリー古代ローマ1000年史!!空前の巨大帝国全解明スペシャル

2008年1月3日 木曜日よる6:30から

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コメント / トラックバック2件 to “ローマ帝国はなぜ滅んだのか―平等主義という幻想”

  1. dbadmin said

    A happy new year!!!オソ・・・(新品の法被を着るのが嫌だー の意)お久しぶりです♪今年も宜しくでーす!http://plaza.rakuten.co.jp/andbigups/dbadmin@funny blog.com

  2. NANA said

    今年もよろしくね♪

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