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Shota Maehara's Blog

自由政治と民主政治 by Walter Bagehot

Posted by Shota Maehara : 10月 31, 2007

[1]自由政治=他者の優越を認め、優れた他者を尊重する考え→良いものは良いと認めることのできる政治

[2]民主政治=すべての人は平等であるという考え→誰も、自分の意見以上に優れているとは認めない政治

自由政治は自治である。すなわち国民が、国民によって統治することである。この種の政治の中で最良の政治は、国民が最良であると考える政治である。もちろんイギリス人のインド支配に見られる圧制的な政治といえども、善政を行う可能性は大いにある。その政治は、被支配民族よりもいちだんと優秀な民族の考えを表明することもありうる。しかし、それゆえに、それは自由政治ではない。自由政治というものは、国民が自由意志によって選択した政府に服する政治である。ばらばらの民衆が偶然的に集まってつくる自由政治は、たかだか民主的な政治にしかなりえない。他人のことを知らないし、気にかけないし、尊敬もしないという場合には、すべての人間が平等であるにちがいない。その場合、誰の意見も、他の意見より有力であるということはない。しかしすでに明らかにしたように、尊敬心をもった国民は、独自に政治構造をつくっている。そこでは特定の人々が、共通の同意によって他の人々よりも賢明であると考えられている。またその意見は、同意によって計数的価値を越えた大きな価値を認められている。――バジョット『イギリス憲政論』(世界の名著60、中央公論社、p.193-4)

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コメント / トラックバック1件 to “自由政治と民主政治 by Walter Bagehot”

  1. sugito36 said

    いま日本は、「民主政治」にどっぷりで、国民もそれをよしと考えている。こうゆう時代だからこそ、「自由政治」が、大事なんだということをもっともっと訴える必要がある。そういう点をもっと述べてほしい。

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